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「歯間ブラシをすると歯茎が下がる」はうそ!歯肉退縮の原因と正しい使い方を解説|伊賀上野はっとり歯科医院|伊賀市の歯医者|土曜終日診療・ネット予約

「歯間ブラシをすると歯茎が下がる」はうそ!歯肉退縮の原因と正しい使い方を解説

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「歯間ブラシを使うと、歯茎が下がるって聞いたけど本当?」

「歯間ブラシを使い始めたら、歯と歯の間が広くなった気がする……」

日々の診療においてこのような疑問や不安を話される患者さんが多くいらっしゃいます。

歯間ブラシを正しく使用したことだけで歯肉退縮が起こるとは、一般的には考えにくいとされています。ただし、サイズが合わない器具を無理に挿入したり、強い力で繰り返しこすったりすると、歯肉に傷がつくなどの外傷が生じる可能性はあります。

歯間ブラシを使用して歯と歯の間が広く見える場合は、歯周病による歯肉や歯槽骨の変化、炎症が治まったこと、もともとの歯並びや歯肉の形態など、複数の要因が関係していることが多くあります。

歯肉退縮の主な原因と、歯間ブラシによる外傷を避けるための使い方について、解説します。

歯間ブラシで歯茎が下がるのは本当?

適切なサイズの歯間ブラシを選び、無理のない力で使用している場合、歯間ブラシそのものが歯肉退縮の主な原因になるとは限りません。

歯ブラシだけでは、歯と歯の間に付着したプラーク(歯垢)を十分に除去できないことがあります。歯間部の清掃は、歯肉炎や歯周病の予防・管理に役立ちます。

ただし、歯間ブラシの使用方法が不適切な場合には注意が必要です。歯間部に対して大きすぎるサイズを選び、強く押し込んだり、ワイヤー部分を歯肉に繰り返し当てたりすると、歯肉の擦過傷や痛み、出血などを起こす可能性があります。

このような外傷が直ちに歯肉退縮を起こすとら限りませんが、違和感や出血が続く場合は、使用方法やサイズを見直す必要があります。

歯間ブラシの使用時に出血する場合、器具による外傷だけでなく、プラークによる歯肉の炎症が関係している可能性もあります。出血の原因は見た目だけでは判断しにくいため、症状が続く場合は歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。

「歯間ブラシを使ったら隙間が広がった」のはなぜ?

歯間ブラシを使い始めた後に、歯と歯の間が広く見えるようになることがあります。

その理由のひとつとして、もともと歯肉に炎症や腫れがあり、清掃によって炎症が軽減した結果、歯間部の形態が以前より見えやすくなった可能性が考えられます。

歯肉が腫れていると、歯と歯の間が一時的に埋まっているように見えることがあります。プラークの除去によって炎症が落ち着くと、腫れが引き、歯間部の隙間が目立つようになる場合があります。

ただし、歯間部の変化がすべて炎症の改善によるものとは限りません。歯周病が進行して歯を支える組織に変化が生じている場合や、歯の移動、歯並び、歯肉の形態などが関係している可能性もあります。

そのため、「歯間ブラシを使ったから隙間が広がった」と自己判断せず、変化の時期や出血、腫れ、痛みなどを含めて歯科医師に相談することが大切です。

歯間ブラシの正しい使い方

歯間ブラシを使うときは、以下のポイントを意識しましょう。

1.自分に合ったサイズを選ぶ

歯間ブラシには複数のサイズがあります。歯間部に無理なく入るものを選び、強く押し込まなければ入らない場合は、サイズが大きすぎる可能性があります。

一方で、細すぎると清掃効果が十分に得られないこともあります。部位によって適したサイズが異なる場合もあるため、歯科医院で確認してもらうと安心です。
当院では清掃指導の際に歯間ブラシの正しいサイズを測定し、患者さん一人ひとりにあったサイズをお選びしています。

2.力を入れすぎない

歯間ブラシは、歯間部にやさしく挿入し、歯の側面に沿わせるように動かします。抵抗が強い場合や痛みがある場合は、無理に進めないようにしましょう。

ワイヤー部分が歯肉に当たると、傷や出血の原因になる可能性があります。鏡を見ながら、器具の向きや角度を確認して使用するとよいでしょう。挿入角度や向きなどは歯科衛生士が指導致します。

3.毎日の習慣にする

歯間ブラシは、歯ブラシだけでは清掃しにくい部分を補うために使用します。
自分の口腔内に合った清掃用具を選び、無理なく継続することが大切です。

4.出血や痛みが続くなら歯科医院へ

使用後の出血が毎回続く、痛みや腫れがある、歯肉に傷ができた、歯が長く見えるようになったなどの変化がある場合は、使用を続ける前に歯科医院へ相談しましょう。

出血や腫れの背景に、歯肉炎や歯周病などがある可能性もあります。歯周病では自覚症状が乏しいまま進行することもあるため、必要に応じて歯周ポケットや歯を支える骨の状態を確認します。

歯間ブラシは、使い方によっては歯肉を傷つける可能性がありますが、適切に使用すれば、歯間部のプラークを除去するための補助的な清掃用具として役立ちます。

重要なのは、歯間ブラシを使うかどうかだけではなく、歯間部の状態に合ったサイズと方法を選ぶことです。

歯間部にプラークが残ると、歯肉の炎症につながる可能性があります。歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを適切に組み合わせることで、口腔内を清潔に保ちやすくなります。

まとめ:「歯間ブラシ=歯茎が下がる」とは一概にいえません

歯間ブラシを正しく使用したことだけで歯肉退縮が起こるとは、一般的には考えにくいとされています。ただし、サイズが合わない器具を無理に押し込んだり、強い力でこすったりすると、歯肉に外傷が生じる可能性があります。

歯と歯の間が広く見えるようになった場合も、炎症が改善した結果である可能性がある一方、歯周病や歯並び、歯肉の形態など、別の要因が関係していることもあります。

「自分に合った歯間ブラシのサイズがわからない」「歯茎が下がってきた気がする」「歯間ブラシを使うと毎回出血する」という方は、歯間ブラシの使用方法を含めて歯科医院で確認してもらいましょう。

歯間ブラシは、適切な方法で使用することで、毎日の口腔ケアを補助する道具になり得ます。歯肉の状態に合わせて、無理のない方法で歯間ケアを続けていきましょう。

歯茎を守るためにも、自分のお口に合った方法で歯間ケアを続けていきましょう。