仕上げ磨きはいつまでしなくちゃいけない?
- 2025年2月18日
- 予防歯科
子供が小さいうちは仕上げ磨きをされているお家の方も多いと思いますが
いったいいつまで仕上げ磨きをしなければいけないのでしょうか…?
その答えは
『子供自身で磨き残しなく磨けるようになるまで』です。
大切なのは「磨き残しをしないこと」です。
一般的にそれは10〜12歳と言われています。
お子さんが自分で隅々まで磨けているようなら仕上げ磨きは卒業しても問題ないです。
ただし磨き残しが気になるようなら中学生になってもお家の方が仕上げ磨きをした方が良いと思います。
特に乳歯から永久歯へと生え変わる時期(6歳から14歳まで)は歯と歯の間にすき間があったり、歯の高さが揃っていないことがよくあります。そのため、場所によっては、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなる傾向にあります。
特に、生えたばかりの奥歯は、溝が深く汚れがたまりやすいので、むし歯になりやすいのが特徴です。
それでは仕上げ磨きの姿勢はなにがいいのでしょうか?
向かい合わせでお子さんのお口の中を覗く方もいますがそれでは上の歯や歯の裏側を見逃している可能性が高いです。
仕上げ磨きの理想は大人の膝の上にお子さんの頭をのせて磨く「寝かせ磨き」です。
歯医者で治療やケアを受けるときの姿勢と同じが1番お口の中がよく見えます。
寝かせ磨きをすることで
・口の中が見やすい
・子供の頭の位置が安定する
・のどの奥をつついてしまうリスクを減らせる
ことができます。
仕上げ磨きはとても大切なのですが大人に頼りきりでは自分で磨く習慣がつきませんので必ず自分で磨かせてから仕上げをしましょう。
小さなお子さんには、握りやすく、持ち手が曲がる安全性を考えたものがおすすめですが、仕上げ磨きに使う歯ブラシは、お口の奥まで届きやすい、持ち手が長いものがおすすめです。
仕上げ磨きにはDr.Bee Mammaという歯ブラシを当院では推奨しています。
歯茎が腫れていて磨くと痛がるお子さんにはクラプロックスがおすすめです。
Dr.Bee Mammaの歯ブラシは大人の手で使いやすい長めの持ち手で、お子さんの口の中を確認しながら磨くのに便利です。
また、ヘッド部分は小さな乳歯に合わせて、超スモールサイズ。やわらかめの毛ですが、長さは5.5mmと短いのでプラークをしっかりと狙って落とせます。
クラプロックスは柔らかい毛が特徴の歯ブラシなので歯茎が腫れている状態でも痛みを感じず磨くことができます。
一般的な歯ブラシは毛先が開けば開くほど歯垢の除去率が下がるため、1ヶ月に1度交換していただくのが理想です。
お子さんの将来のため毎日の仕上げ磨きをお願いします。