歯ブラシだけでは40%の汚れが残っている?
歯垢は歯と歯の間に残りやすく歯磨きだけでは60%の汚れしか取れていません。
しかしフロスや歯間ブラシなどの補助用具を併用することで、約90%まで歯垢除去率を上げることができます。
フロスには糸だけのものやホルダー付きのものがありますが初心者にはホルダー付きのものをおすすめです。
ブリッジをしている人やインプラントをしている人にはそれぞれ専用のフロスもあり使い分けする事でより清掃効率が上がります。
歯間ブラシのサイズは一般的に6種類ほどあり歯と歯の隙間や歯茎の状態に合わせて適切に使い分ける必要があります。
サイズが合っていないものを使用すると、歯茎を傷つけたり汚れが取れないこともありますので自分に適したサイズを使用することが大切です。
他にも歯と歯の重なりの部分や親知らずの周辺を磨くタフトブラシというヘッドの小さな歯ブラシもあります。
先程約90%と書きましたが残り10%の歯垢を落とすにはバイオフィルムをコントロールする必要があります。
バイオフィルムとは排水溝やお風呂場のヌメリなどと同じで表面にくっつきやすい性質があり簡単には剥がせないので専用の器具を使わなくてはなりません。
これを落とすにはPMTCという方法が有効です。
PMTCとは
P Professional 専門的
M mechanical 機械的
T tooth 歯
C cleaning 清掃
です。
PMTCに関しては別投稿でお伝えしますね。
歯間ブラシもフロスも使用してみるとどれだけ歯と歯の間に汚れが溜まっているのかよく分かります。
はじめから全ての用具を使っての清掃はハードルが高いと思いますのでまずはフロスから、歯間ブラシからとひとつづつ使用していき歯や歯肉を守りましょう。