歯医者でチクチクする検査、何をしているの?歯周病を調べる大切な検査について解説!
- 2026年10月23日
- 一般
歯医者で歯ぐきの周りを器具でチクチクと触られた経験はありませんか?
実は、この検査は歯周ポケット検査と呼ばれるもので、歯周病の進行度や歯ぐきの健康状態を調べるために行われます。
歯周病は、初期段階では自覚症状が少なく、知らない間に進行することがある病気です。そのため、歯ぐきの状態を詳しく調べる検査がとても重要になります。
歯医者で行うチクチクする検査の目的や検査方法、痛みや出血が起こる理由について
1.歯医者でチクチクする検査の正体は?
歯医者で歯ぐきに沿って細い器具を入れ、チクチクと測定する検査は、主に「歯周ポケット検査」です。
歯と歯ぐきの境目には、健康な状態でもわずかな溝があります。この溝を歯肉溝(しにくこう)といい、歯周病によって深くなると「歯周ポケット」と呼ばれます。
歯周ポケット検査では、「プローブ」と呼ばれる目盛りのついた細い器具を歯と歯ぐきの境目にそっと挿入し、溝の深さを測定します。
この検査によって、歯周病がどの程度進行しているのか、歯ぐきに炎症があるのかなどを評価します。
見た目では健康そうに見える歯ぐきでも、歯周ポケットの奥で炎症が進んでいることがあります。そのため、歯周病の早期発見には欠かせない検査なのです。
2.歯周ポケットの深さで何がわかるの?
歯周ポケットの深さは、歯周病の状態を判断する重要な指標の一つです。
一般的な目安は次のとおりです。
* 1〜3mm程度: 比較的浅い状態。出血の有無なども確認して評価します。
* 4〜5mm程度: 歯周ポケットが深くなっている可能性があり、歯周病の進行が疑われます。
* 6mm以上: 深い歯周ポケットが認められ、進行した歯周病の可能性があります。
ただし、歯周ポケットの深さだけで歯周病の進行度がすべて決まるわけではありません。歯ぐきの炎症や出血、歯の揺れ、歯を支える骨の状態なども含めて総合的に判断します。
検査の結果、歯周ポケットが深くなっている場合には、歯石除去などの歯周病治療が必要になることがあります。
3.チクチクする検査で血が出るのはなぜ?
検査中に歯ぐきから血が出て、驚いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
歯周ポケット検査で出血する主な原因の一つは、歯ぐきに炎症が起きていることです。
歯と歯ぐきの境目にプラーク(歯垢)がたまると、細菌の影響で歯ぐきが炎症を起こします。炎症がある歯ぐきは刺激に敏感になり、軽く触れただけでも出血することがあります。
歯周ポケットの深さだけでなく、検査時に出血があるかどうかを確認することも、歯周病の診断に役立ちます。
4.歯周ポケット検査は痛い?なぜチクチクするの?
歯周ポケット検査は、通常、細い器具を使って慎重に行います。
健康な歯ぐきであれば、ほとんど痛みを感じないこともあります。しかし、歯ぐきに炎症がある場合や歯周ポケットが深くなっている場合には、チクチクとした刺激や痛みを感じることがあります。
また、歯石が多く付着していたり、歯ぐきが腫れていたりすると、検査中に不快感が出る場合もあります。
検査中に強い痛みを感じたときは、我慢せずに歯科医師や歯科衛生士に伝えてください。痛みの程度に合わせて、器具の当て方や検査の進め方を調整できることがあります。
歯周ポケット検査は、お口の状態を正確に把握し、必要な治療につなげるための検査です。
5.歯周病を放置するとどうなるの?
歯周病は、初期の段階では痛みなどの症状が少ないため、気づかないうちに進行することがあります。
放置すると歯ぐきの炎症が悪化し、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が失われていく場合があります。さらに進行すると、歯が揺れたり、噛みにくくなったりして、最終的には歯を失う原因にもなります。
歯周病を早期に発見するためには、痛みがなくても定期的に歯科検診を受けることが大切です。
歯周ポケット検査に加えて、必要に応じてレントゲン撮影などを行うことで、歯を支える骨の状態も確認できます。
検査結果に応じて、歯石除去や毎日の歯磨き方法の見直しなどを行い、歯周病の改善や進行の抑制を目指します。
いつまでも自分の歯で食事を楽しむために、定期的な歯周病検査で大切な歯と歯ぐきを守っていきましょう。
