神経を抜くと歯の寿命が短くなる?
- 2025年1月30日
- むし歯治療
虫歯は小さいうちであればエナメル質という歯の表面の組織に留まっています。
放置した虫歯はエナメル質に留まらず内部の象牙質に侵食し→神経のある歯髄へと歯の内部に進行していきます。 神経の近くまで虫歯が進むと痛みを伴うことも多いため歯医者に行かなければと思われると思います。
虫歯の治療をする際、歯科医師は可能な限り歯の神経を残して治療を終えたい思っています。 なぜなら…歯の神経を抜くと ・神経がなくなり痛みを感じないため二次虫歯の際に酷くなるまで痛みを感じない ・歯の内部を削るため脆くなり折れやすくなる などのリスクを伴うからです。
そのため神経をとってしまった歯の寿命は一般的に10年前後と言われています。 もちろん定期的なメインテナンスとご自身のケアで神経を取ってしまった歯でも10年以上もたせることはできます。 また初期虫歯であれば治療せず個人に合わせた毎日のケアで進行を遅らすこともできます。 初期虫歯はプロでなければ見つけるのが難しいことも多く間違ったケアをされている方も多いです。
当院では可能な限り歯を削らないことを念頭に メンテナンスの際に初期虫歯の管理の方法を専任の衛生士から説明させて頂いております。 虫歯の進行度だけでなく個人個人の清掃状況によっても治療の必要性が変わってくるのです。 虫歯のできている場所や年齢によっても使って欲しい道具や歯磨き粉、方法が変わってきます。
歯科医院は一般的に苦手な場所とされている方も多いと思います。 当院では初診時に診療室内に案内されいきなり治療チェアに座ることはありません。 個室のカウンセリングルームでカウンセリングから行わせて頂いております。 まずはリラックスして今のお困りごとや治療に対するご希望を伺わせて頂きます。
大切な歯の神経を残すため虫歯かも?と思われたら早めの受診がおすすめです。