口臭の原因とは?気になるニオイの原因と今日からできる対策を解説
- 2026年10月9日
- 一般
口臭は自分では気づきにくいことがある一方、周囲に気づかれているのではないかと不安になりやすいものです。口臭の原因は、単なる歯磨き不足ではなく口の中の細菌、舌苔(ぜったい)、唾液の分泌量の低下、歯周病など、さまざまな要因が関係します。また、口の中以外の病気が関与することもありますが、口臭の多くは口腔内に原因があると考えられています。
口臭の主な原因とは?
口臭には、生理的なものと、病気や口腔内の状態に関連するものがあります。代表的な原因を見ていきましょう。
1.舌の汚れ(舌苔)
舌の表面につく白っぽい付着物を「舌苔(ぜったい)」といいます。舌苔には、口の中の細菌や食べ物の残り、はがれた粘膜などが含まれることがあり、口臭に関係する揮発性硫黄化合物が発生する一因になります。
気になる場合は、舌ブラシなどで表面をやさしく清掃しましょう。
舌を強くこすったり、何度も清掃したりすると、粘膜を傷つけるおそれがあります。出血や痛みがある場合、白い付着物が取れない場合は、歯科医院でご相談ください。
2.歯周病
歯周病は、口臭と関連する代表的な病気の一つです。歯と歯ぐきの境目に細菌のかたまりであるプラークがたまり、炎症が進むと、歯周ポケットが深くなることがあります。その中で細菌が増えると、口臭の原因となる物質が発生しやすくなります。
歯周病は初期には自覚症状が乏しいこともあるため、症状がなくても定期的な歯科検診を受けることが大切です。
3.虫歯や口腔内の汚れ
虫歯が進行すると、歯の内部や欠損部分に細菌や食べ物がたまり、口臭に関係することがあります。また、詰め物やかぶせ物の周囲、入れ歯の清掃が不十分な場合も、汚れが蓄積してニオイの原因になることがあります。
毎日歯を磨いていても口臭が続く場合は、虫歯や歯周病、詰め物の状態などを歯科医院で確認してもらいましょう。
4.唾液の分泌量低下と口の乾燥
唾液には、口の中を洗い流す作用や、細菌の増殖を抑える働きがあります。緊張やストレス、睡眠中、口呼吸、加齢、薬の副作用などによって唾液が少なくなると、口の中が乾燥し、口臭が強く感じられることがあります。
朝起きたときに口臭が気になるのは、睡眠中に唾液の分泌が減ることが一因です。生理的な現象なので多くの人に起こります。ただし、口の乾燥が長く続く場合は、服用中の薬や全身の病気が関係している可能性もあるため、歯科医師や医師に相談しましょう。
5.食べ物や飲み物、喫煙
ニンニクやネギなど香りの強い食品、アルコール、喫煙などは、一時的に口臭を生じさせることがあります。食品の成分が口の中に残るだけでなく、吸収された成分が呼気に含まれる場合もあります。
これらによる口臭は時間の経過とともに弱まることが多いものの、喫煙は歯周病のリスクを高め、口腔内の環境にも影響します。口臭が気になる方は、喫煙量を減らす、禁煙を検討するなどの対策も重要です。
口臭を予防するための対策
口臭対策では、原因に応じたケアを続けることが大切です。
丁寧に歯を磨く
舌をやさしく清掃する
口の乾燥を防ぐ
定期的に歯科検診を受ける
口臭が続く場合は歯科医院へ
口臭は誰にでも起こり得る身近な症状ですが、長期間続く場合や、急に強くなった場合には原因の確認が必要です。
歯ぐきからの出血や腫れ、歯の痛みや動揺、口の中の強い乾燥、治りにくい口内炎などがある場合は、早めに歯科医院を受診してください。口腔内に明らかな原因が見つからない場合や、全身の症状を伴う場合には、医師への相談が必要になることもあります。
「口臭の原因は歯磨き不足」とは限りません。舌苔、歯周病、虫歯、口腔乾燥、喫煙など、複数の要因が関係している可能性があります。毎日の歯磨きや歯間清掃、必要に応じた舌のケアを行いながら、口臭が続くときは専門家に相談しましょう。
